皆さんは仕事やアルバイトを決める際に何を重視して決めていますか?
それは時給だったり、スキルアップや資格の取得だったり、やりがいだったり・・・
自分は、とにかく『楽なこと』を重視して仕事やアルバイトを探していました。
当時インターネットで楽な仕事やアルバイトを探していると『夜間セルフガソリンスタンド監視』のアルバイトが楽だというブログ記事や某掲示板のスレが多くありました。
記事を見てみると、その仕事内容は、勤務中のほとんどが座っているだけやゲームや読書、勉強をしていても怒られない等でした。
実際に約1年間『深夜セルフガソリンスタンド監視』のアルバイトを経験してその当時に記事やスレで見た内容は本当だったなと実感しています。(ちなみに1年間しか働けなかったのは勤務しているガソリンスタンドが閉店してしまったからです。)
ただし、働く店舗によっては、他のアルバイトに比べてしんどかったり、忙しかったりするため、面接時に働く環境やそこで働いている従業員の人間性を注視して店舗を決めることをおすすめします。
今回は実体験に基づいて夜間セルフガソリンスタンド監視アルバイトの業務内容を紹介したいと思います。
深夜セルフガソリンスタンド監視の業務内容
まず、深夜セルフガソリンスタンド監視の実際の業務を紹介致します。
私が実際に働いていた店舗の業務内容ですが、およそどこも一緒かと思います。ちなみに、自分がいた店舗は超絶当たり現場でした。
大まかな業務内容
深夜セルフガソリンスタンド監視の業務内容
- 前勤務者との引継ぎ(レジ金の照合や業務内容の伝達)
- 『SSC』(給油許可をする為の機器)での給油の許可
- 事務所やレーンの掃除・レシート集めや洗車タオルの洗濯
- 『POS』(レジ)の再起動
- メールでの安否確認・返信作業(派遣会社による)
- 紙幣詰まりなどのイレギュラー対応
- 後勤務者への引継ぎ(業務内容の伝達)
基本的には、
- 『SSC』(給油許可をする機器)が鳴れば監視モニターを見て、問題がなければボタンを押して給油許可をする。
- 釣銭詰まりなどが起きれば対応をする。
- 24時辺りでレジ締めや『POS』の再起動をする。
- 暇な時間に掃除をする。
という感じでしょうか。
業務時間のほとんどが待機時間になりますので私は資格の勉強などをしていました。
雇う側としても、ずっと何もせずに座っていて寝てしまうよりは、読書や勉強をしていてもしっかり起きていてくれた方が良いみたいです。もちろん、給油中に監視せずにずっと読書や勉強をしているのは論外です。
また、暇だからと言って不用意に事務所の外には出ない方がいいです。夜中に一人体制ですので万が一誰かに襲われた場合、周りに誰もおらず逃げ場がなく危険です。
それでは、実際の業務内容について軽く紹介したいと思います。店舗によって細かいことは違いますので色んな方の記事やブログも参考にしてください。
前勤務者との引継ぎ(レジ金の照合や業務内容の伝達)
まず、出勤してから前勤務者との引継ぎを行います。
自分の店舗では、連絡ノートがありそれを確認してから、連絡事項があれば、前勤務者(夕勤)の方から聞くという感じでしたが、普段は連絡事項などほとんどないので、ただ挨拶をして少し雑談する程度でした。
次に、レジや金庫のお金が合っているかを確認をします。お金を数えるだけなので難しくはないですが、失くしたりしないよう慎重に取り扱います。
一度、金額が合わなくて焦ったことがあります。ただ単に野口の数え間違いでした。
『SSC』(給油許可をする為の機器)での給油の許可
これが、深夜セルフガソリンスタンド監視の一番重要な業務です。
お客さんが給油をしようと計量器のノズルを持ち上げた際に、『SSC』とよばれる給油許可を出す機器から音が鳴り、ちゃんと車やバイクの給油口に挿し込んでいるか、ガソリン携行缶に入れようとしていないかをモニターで確認をして、問題がなければ給油許可を押します。
事務所やレーンの掃除・レシート集めや洗車タオルの洗濯
事務所内の清掃(トイレや床掃除など)やレーンの計量器に溜まったレシートを回収したり、レーンに落ちているゴミを拾ったりします。
自分の勤務していた店舗では、夕方に使用した洗車機のタオルを洗濯して事務所内に干したりという業務もありました。
『POS』(レジ)の再起動
24時辺りのお客さんが少ない時間帯に、POS(レジ)の再起動を行います。
パソコンでも再起動をしないと処理が重くなったり、OSの更新が上手くいかなかったりすると思いますが同じ意味合いです。
注意点は、POS(レジ)の再起動を行うと再起動が完了するまでの10分程度、計量器が使えなくなりますので、お客さんが給油出来なくなってしまいます。なので、お客さんが来ていない時はもちろん、お客さんが少ないであろう時間帯で再起動を試みます。
もし、再起動中にお客さんが来てしまった場合は、事情を説明して再起動が完了するまで待ってもらうか、急いでいる場合は他のガソリンスタンドに行ってもらうかを伝えます。
メールでの安否確認・返信作業(派遣会社による)
派遣会社にもよりますが、一定時間ごとに会社支給の携帯で、会社に安否確認のメールを送信します。
深夜に一人勤務なのと従業員に高齢の方が多いので何かあった時に早く対応できるように安否確認のためにメールを送信するようにしているらしいです。
また、直接は言っていませんでしたが、従業員が居眠りしていないか、サボっていないかの確認の意味合いもあると思います。時間も時間なのと暇な時間が多いだけにやはり居眠りする方が多いのでしょう。
紙幣詰まりなどのイレギュラー対応
紙幣詰まりやお客さんからの質問などのイレギュラー対応も業務の内の一つです。
一人勤務なので、イレギュラーなことが起こるとビビりますが、分からないことはエリアマネージャーに電話で聞けばいいですし、お客さんには、監視員なので難しいことは分かりませんと伝えれば大体納得してくれます。
例えば、計量器が壊れて給油できなくなったとかであれば、壊れた計量器のレーンだけコーンで封鎖して、その他の計量器に移って給油をしてもらい、エリアマネージャーに電話をして、朝勤の方が来たらその事を連絡して終了です。
自分で確実に出来ること以外は変に解決しようとせず、エリアマネージャーに電話して指示して貰えば、焦る必要はないです。
後勤務者への引継ぎ(業務内容の伝達)
最後に、後勤務者(朝勤)との引継ぎを行います。
イレギュラー対応で何か引き継がなければいけないことがあれば連絡をします。
その後、自分が勤務していた店舗では、朝勤の方が洗車機を稼働する準備をしたり、釣銭機の釣銭が少なくなっていたら補充をしたりするまでの間、自分は、SSCの給油許可をしたり、たまに作業を手伝ってと言われたら手伝ったりして、退勤時間がくれば退勤をするという流れで一日の勤務が終わっていました。
当たり現場と外れ現場
実際に働く店舗を決める際にもっとも注意しなければいけないのは、『働く場所』と『そこで働く従業員』です。
要するに『当たり現場』と『外れ現場』があるのです。
店舗なのか現場なのかと思ったあなたは多分天才です。
自分で書いていてどっちにすればいいか混乱してきました。
- 夜間は洗車機が停止している
- 『SSC』(給油許可)が座ったまま押せる
- 椅子に背もたれが付いている
- 引継ぎが短い
- 設備が新しい
- 夜間も洗車機が稼働している
- 交通量が多く、トラックが多い
- 事務所の外にトイレがある
- 2人勤務
- やる気があり仕事を増やす従業員がいる
求人に応募をする際に大切なことは、実際に店舗を見に行き、求人に記載してある時間帯の交通量が多いか、洗車機が稼働しているのか、トイレが外にあるか、できれば事務所の中を覗き店員が忙しそうかどうかを見てみるのがいいかと思います。
個人的に重視した方がいいと思うのが『事務所の環境』になります。
なぜなら勤務時間のほとんどが『SSC』とよばれる給油許可を出す機器の傍にいるからです。
このSSC周りの環境が良ければ非常に快適に仕事をすることが出来ます。
もし、SSCが立たないと押せない場所にあるなら給油許可ボタンを押す度に立つか、立ちっぱなしで待機するかになります。
上記の写真のように、SSCとモニター、インターフォン、電話が同じ机の近い所に集まっているのが理想です。
当たり現場と外れ現場について以下の記事で詳しく深掘りしていますので良ければご覧ください。
深夜セルフガソリンスタンド監視アルバイトの派遣会社の違い
Twitterで派遣会社について教えて欲しいとのご要望がありましたので追加しました!ご意見ありがとうございます!
自分自身、全ての派遣会社を経験したわけではないので、明確にこの派遣会社が良い悪いとは言えないのですが、最初に勤務した店舗が閉店してしまった時に、派遣先のエリアマネージャーから、「別の店舗が今、人が足りないからどう?」と別店舗への異動を斡旋してくれた経験があります。
複数店舗を抱えている大きい派遣会社なら、そういった店舗閉鎖時のフォローもしてくれる可能性があります。
ただ、自分が受けた地元の警備の派遣会社では、複数店舗を抱えていて、月曜日はこの店舗!火曜日はこの店舗で!と人が足りていない店舗に都合よく当てはめられる場合もありましたので、面接時に、「多店舗に派遣される可能性はありますか?」とあらかじめ聞いておくことをおススメします。
求人に明確な勤務地が書かれていない場合(●●県 ●●市 ●駅 徒歩13分みたいな感じ)はそのようなケースになる可能性がありますので注意です。
業務内容に関しては、自分が経験した範囲では、派遣会社ごとに大きな違いはありませんでした。
派遣会社というよりかは、その店舗がどんな店舗なのか、どんな従業員が働いているかによって業務内容が変わってきます。例えば、夜に洗車機が稼働しているか?夜に事務所内に入れないように事務所を締め切っているか?などです。
なので、派遣会社で面接の選択肢から外すよりは、とりあえず面接まで行って、店舗とそこで働く従業員を観察して決めるのが良いかと思います。
面接の内容を持ち帰って考えてみて、あまりにも外れと思うなら後から断ればいいです。派遣会社側も面接後に採用する人材を選んで採用を決めますし、納得いっていない状態で採用されてから辞めるよりかは、採用前に断る方が派遣会社側も無駄な労力を掛けなくていいのでお互いの為になります。
まとめ
『深夜セルフガソリンスタンド監視』のアルバイトは私が経験してきたアルバイトの中で『一番楽なアルバイト』でした。おそらく勤務していたガソリンスタンドが閉店していなければ今でも働いていたと思います。
また、有り余る待機時間で資格の勉強などをしてビルメンにステップアップする方も多いようです。
1つ応募する際に注意しなければいけないのは、『危険物取扱者乙4』の資格が必須であるという点です。
深夜は1人勤務であることが多いので、消防法のもと、その1人が『危険物取扱者乙4』の有資格者である必要があるからです。
また、深夜に1人勤務なので防犯上の理由で女性は採用されないか採用されにくい傾向にあると思いますので注意しましょう。
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