GASで年月日をyyyy/mm/dd形式に変換する方法を試したいと思います。
手動で年月日をyyyy/mm/dd形式に変換する方法
まずは、手動で年月日をyyyy/mm/dd形式に変換する方法です。
例として、セルA1に“2024年3月22日”と入力してみます。
まず、GASを使わずに、“2024年3月22日”をyyyy/mm/dd形式に書式設定で変更してみます。
書式設定を変更する方法は2つあります。
まず、書式設定を変更したいセルをクリックして、シートのツールバーにある、123をクリックし、日付をクリックします。
もう1つの書式設定を変更する方法として、メニューバーの表示形式から数字をクリックして、日付をクリックします。
“2024年3月22日”から“2024/03/22”に書式設定が変更されました。
GASで年月日をyyyy/mm/dd形式に変換する方法
GASで年月日をyyyy/mm/dd形式に変換するには、setNumberFormat() メソッドを使用します。
メニューバーの拡張機能からApps Scriptをクリックします。
Apps Scriptのコードエディタが開きました。
function convertDateFormat() {
var sheetName = "シート1"; // シート名を指定
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(sheetName);
var cell = sheet.getRange("A1");
// セルの書式を設定
cell.setNumberFormat("yyyy/MM/dd");
}
Apps Scriptのコードエディタに、上記のコードを貼り付けて、
実行 をクリックします。“2024年3月22日”から“2024/03/22”に書式設定が変更されました。
setNumberFormatメソッド
setNumberFormat() メソッドは、Google Apps Script(GAS)のスプレッドシートサービスで利用できるメソッドの一つです。このメソッドは、セルの表示形式を指定するために使用されます。主に数値の表示形式を変更する際に利用されます。
使用例 | 説明 |
---|---|
setNumberFormat(“#,##0.00”) | 数値を3桁区切りの整数部と小数点以下2桁にフォーマットします。 |
setNumberFormat(“0.00%”) | 数値をパーセンテージ形式に変換します(小数点以下2桁表示)。 |
setNumberFormat(“0.0E+00”) | 数値を指数形式に変換します。 |
setNumberFormat(“yyyy-mm-dd”) | 日付を年-月-日の形式で表示します。 |
setNumberFormat(“yyyy/MM/dd”) | 日付を年/月/日の形式で表示します。 |
setNumberFormat(“H:mm:ss”) | 時間を時:分:秒の形式で表示します。 |
function setFormat() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
// 日付の表示形式を設定します
sheet.getRange('A1').setNumberFormat("yyyy/MM/dd");
// 時間の表示形式を設定します
sheet.getRange('B1').setNumberFormat("H:mm:ss");
// 通貨の表示形式を設定します
sheet.getRange('C1').setNumberFormat("$#,##0.00");
// 赤字でマイナス符号を含めた表示形式を設定します
sheet.getRange('D1').setNumberFormat("#,##0_);[Red](#,##0)");
// 正の数値を緑字、負の数値を赤字で表示する形式を設定します
sheet.getRange('E1').setNumberFormat("[Green]#,##0.00;[Red](#,##0.00)");
// パーセンテージ形式を設定します
sheet.getRange('F1').setNumberFormat("0.00%");
// 他の例も同様に設定可能です
}
setNumberFormatの詳しい使用方法は、下記のGoogle Workspace Apps Script リファレンスを参照してください。
また、使用可能な書式パターンについては、下記のSheets API ドキュメントを参照してください。
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